Excel シートに大量のデータが含まれている場合は、そのデータを簡単に管理できるインタラクティブなダッシュボードを作成できます。ダッシュボードには重要な詳細がまとめられているため、必要な情報を一目ですぐに把握できます。まず、ダッシュボードに表示する情報を決定する必要があります。データを調べて、ダッシュボードに含める内容とその情報の表示方法を決定します。折れ線グラフ、円グラフ、散布図など、さまざまなグラフで表示できます。
ダッシュボードに含めるデータとそれをダッシュボードに表示する方法が決まったら、次はダッシュボードを準備します。ダッシュボード用にデータを準備しておくと、ダッシュボードの設定が簡単になり、スムーズに動作し、多くの時間を節約できます。ダッシュボードを作成するためにデータを使用するワークブックの各シートに、必ず個別の名前を付けてください。
ステップ1: データをExcelにインポートする
データがすでに Excel に存在する場合は、すぐにダッシュボードの作成を開始できます。存在しない場合は、まずデータをプログラムにインポートする必要があります。インポートには、Excel ブックにコピーして貼り付ける、Open Database Connectivity (ODBC) や Supermetrics などの API を使用する、Microsoft Power Query などのアドインを使用するなど、さまざまな方法があります。ただし、最も簡単な方法は、[データの取得] オプションを使用することです。
- 空白の Excel シートを開き、上部の「データ」タブをクリックします。
- 「データ」タブに移動したら、左側の「データの取得」オプションをクリックし、「ファイルから」に移動して、「Excel ブックから」をクリックします。
- 次に、インポートするデータが保存されている場所に移動して選択します。Excel がデータをインポートして使用可能になるまで待ちます。
ステップ2: ワークブックを設定する
- 新しい Excel ブックを開き、少なくとも 2 つのタブまたはワークシートを作成します。たとえば、3 つのタブを作成し、それぞれに「Raw Data」、「Chart Data」、および「Dashboard」という名前を付けます。
- ワークブック内の生データは、さまざまなデータ ポイントが異なるセルに含まれた Excel テーブルの形式になっている必要があります。このプロセスは「データのクリーニング」と呼ばれることが多く、この機会を利用して、存在する可能性のあるエラーを見つけて削除することができます。
- データをクリーンアップしたら、次はそれを分析します。データを調べて、Excel ダッシュボードに含める内容を決定します。
- 必要なデータ ポイントを「グラフ データ」ワークシートに追加するには、それらをコピーしてワークシートに貼り付けます。
ステップ3: ダッシュボードを作成する
Excel ワークシートにデータを準備し、ダッシュボードの目的を決めたら、ダッシュボードを作成します。ここまでで、円グラフ、ピボット グラフ、棒グラフなど、データを視覚的に表示する方法をすでに決めているはずです。まずは、集合縦棒グラフから始めましょう。
- Excel ワークブックの下部にある「ダッシュボード」ワークシートをクリックして切り替えます。
- 「ダッシュボード」ワークシートに移動したら、上部の「挿入」メニューをクリックし、「列」アイコンの横にあるドロップダウン ボタンをクリックします。
- 表示されるドロップダウン メニューで、「集合列」アイコンをクリックします。古いバージョンの Excel を使用している場合は、アイコンの表示が異なる場合があります。
- ダッシュボード ワークシートに空白のボックスが表示されます。それを右クリックして、[データの選択] をクリックします。
- 次に、下部にある「グラフ データ」タブをクリックし、ダッシュボードに含めるデータを選択します。縦棒グラフに含めるデータを選択するときは、ヘッダーを選択しないでください。
- Enter キーを押すと、集合縦棒グラフのダッシュボードが表示されます。
- グラフを再度右クリックし、前と同じように「データの選択」オプションをクリックすると、グラフを編集できます。
- これにより、「データ ソースの選択」ダイアログ ボックスが表示されます。表示するデータを選択する前に、「水平 (カテゴリ) 軸ラベル」の下の編集ボタンをクリックします。
- グラフにタイトルを付けることもできます。グラフ上部の「グラフのタイトル」をダブルクリックし、使用したい名前を入力します。
知っておくべきこと
- 使用している Microsoft Office のバージョンに応じて、グラフのデザインを制御するオプションなど、さまざまなオプションがさまざまなメニューやタブに表示される場合があります。
- ダッシュボードを最も効果的にするには、一貫した配色、フォント スタイル、書式設定を使用するようにしてください。
- ダッシュボードにデータの変更を自動的に反映させたい場合は、ダッシュボードの作成時に動的グラフを選択できます。
- ダッシュボードを作成したら、さまざまな要素にラベルと注釈を追加して、閲覧者に情報を簡単に伝えられるようにします。
- ボタン、フィルター、ドロップダウン メニューなどの要素を追加して、ダッシュボードをインタラクティブかつカスタマイズ可能にすることもできます。
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